考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

西洋科学史 5(シュテーリヒ)

読みにくい。ドイツ語を昔(といっても戦後だが)の日本語で偉い人が訳しているのだから読みやすいわけが無い。期待した内容は自然科学の歴史だったのだけど、よく見ると、これは第5巻で、1-4巻では数学物理学天文学化学あたりの、期待通りの内容であったのに対し、第5巻は19世紀の精神科学史だった。


精神科学といってもピンとこない。人文科学に近いと思っていたら、後書きでは似てるけど微妙にニュアンスが違うというようなことが書いてあった。とまれ、ヘーゲルに始まりフロイトに終わる充実したラインナップには満足。ヘーゲルマルクスが印象に残った。是非著書を読みたい。グリム童話を書いたグリム兄弟も実は(私が知らなかっただけ・・・)精神科学史上かなり重要な人物だった。知らない人が沢山出てきて発見が多かった一冊。1-4巻も読みたいところだけど、探すのが大変そう。再販されてないかなと。