詩的私的ジャック(森博嗣)
シリーズ4作目。地道に進んでいる。安定して面白い。
何が面白いって、台詞回し。大学時代サークルでだべってた頃を思い出す。
いってみれば理系ごっこ。勿論私も周りの面子も理系なんだけど
敢えて、記号としての「理系らしさ」をどうでもいい会話に盛り込んでいくのは
本当に面白いゲームだった。で、このシリーズはそういう雰囲気に近い。
たまに大学に遊びにいくのだけど、その目的の半分くらいは
昔の雰囲気での会話だと思ってる。25%がドライブ。残りの25%は食事。
内容はネタばれになるので書きにくい。けど、考えてみたらあまり推理小説として読んでない。
製図って案外大変なんだなぁ。参考人と犀川の言葉のやりとりはしびれた。ろまんちっく。