考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

武将列伝(源平編)

予告どおり。楠木正成評が特に面白い。「笑うべきである」はカッコいいなぁと。解釈を決め付ける姿勢に対しての強い嫌悪と、自身の控えめながら力強い主張のバランスを感じる。

霧越邸殺人事件(綾辻行人)

分厚い。オーソドックスだけど面白い。登場人物名に友人のHN(あまり聞かない名前)と同じものがあったので関連があるのかなと思ったり。

僕は、殺す(ジョルジュ・ファレッティ)

良かった。翻訳モノはテンポ良く読めることが重要と思う。モナコ行ってみたい。車のメーカーをきっちり記述する辺りはこだわりを感じる。主人公最後美味しすぎ。けど美味しすぎくらいで丁度良いバランス。

逆説の日本史12(井沢元彦)

徳川家康編。海音寺潮五郎を読んだ後だと若々しいというか、勢いがあるというか、落ち着きがないというか。これはこれで面白い。私でも分かるような事実関係の誤りがいくつかあった。ちょっと嬉しい。

ZOKU(森博嗣)

ゆるーい感じがなんとも。もう少し緊張感というか盛り上がりがあっても良い気がする。CATS評はらしさ全開で面白かった。

日本国債(幸田真音)

マインはmine/yoursのmineから来てるとこの前の講演で言ってた。勉強になったような気がする。実際には色々勘違いしていそう。

天使と悪魔(ダン・ブラウン)

反物質の話。フリーメイソンとかイルミナティてのはそれだけで心躍らせるパワーがある。オチは予想通りだ!もうこの人のはこういうのばっかりだ。

武将列伝 戦国揺籃編(海音寺潮五郎)

揺籃編はメジャー所てんこ盛り。学研のマンガ日本の歴史シリーズ、武田信玄ビッグ版、は、武田信玄伝からパクリすぎ。一々挙げるのもあれだけど、特に幼年期のエピソードの順序とか、現代語風の訳なんかはまるっきり同じ。次は源平編買おう。

武将列伝 戦国爛熟編(海音寺潮五郎)

何年か前に探したら絶版だったのであきらめていたらいつの間にか再版されていた。戦国揺籃編より先にこっちを買ってしまったけどあんまり関係なさそう。だらだらエッセイのようで、考察が割とロジカルで面白い。偏った歴史観を振り回している自覚の無い人た…

嫌われ松子の一生(山田宗樹)

波乱万丈。ちょっと元気になれそうな期待を持つと裏切られる。幸せは相対的なものだと改めて思った。嫌われ松子ってのはちょっと違うというか、どちらかというと全体的に好かれる人柄なんじゃないかと。やりたいようにやって幸せになれないのは残念で勿体無…

人質カノン(宮部みゆき)

多分読んだことないと思って買ったけど、内心ドキドキものだった。私は結構同じ本を買ってしまう傾向がある。読んだことなくてよかった。余韻が良い。全部説明するのは野暮ですよ、という流ればかり。

クラリネット症候群(乾くるみ)

いまいち。マリオネットは投げっぱなし感が強いしクラリネットは出落ち。この人の書く男の子は可愛い。女の子はぎらぎらしている。

博士の愛した数式(小川洋子)

映画先に見てしまった。映画とほとんど同じ構成。つまり原作に忠実に映画化してるということ。世代間コミュニケーションツールとしての野球の力は侮れない。

どきどきフェノメノン(森博嗣)

キヨスク買い。最後の打ち切り漫画のような展開に笑った。可能性が減っていくと残りはこれしかない、みたいな。どきどき。ひらがなだとなんともいえない可愛さがある。

DIVE!!(森絵都)

少年漫画のように熱くて分かりやすい面白さ。とても良い。ネーミングセンスがオカシイのがこの人のチャームポイント。

チルドレン(伊坂幸太郎)

死神の精度よりもかっちり繋がった短編集。カッコいいかどうかはともかく、無駄に回りくどい例え話をするスキル、は見に付けたいと思った。

カラフル(森絵都)

評判通りさわやか系。またしても私の予想が当たった。最近調子が良い(そういうゲームではない)。天使の名前が独特。

メデュサ、鏡をごらん(井上夢人)

感想として何を書いてもネタバレになるので困る。満足してる。私の予想が当たった。表紙がフェイスボール。

トップラン(清涼院流水)

読書好きな友人を苦しめたいなら、シリーズの最後の1巻だけを「見つからない。探せば出てくると思うんだけどね。また今度」を繰り返しながら永遠に渡さないのが非常に効果的だ。 というわけで一年ちょっと越しで最終巻をようやくゲット。妙な文章にちゃんと…

高飛びレイク(火浦功)

子供向けSF&ハードボイルド入門な感じ。瞬間移動とE=mc^2のつながりに関してのウンチクがどこかで出るのかと思ったけど放置されっぱなしだった。文章荒い。

代行返上(幸田真音)

前半は良い。勢いがある。説明きっちり。後半は酷い。ジャンプの打ち切り漫画みたいになってる。一冊の文庫にまとめるにはあれこれ絡みすぎてる。あと伏線ガンガン見せた割には旧友のトラウマが、その程度で、そこまでぐれるんかい、という感じ。やってるこ…

暁の寺(三島由紀夫)

オチが予想と外れた。ますます方向性が分からなくなってきた。理解するんじゃなくて感じるものなのだと思いたいけど、やっぱり分かりたいと思って読んでしまう。次で最後。

θは遊んでくれたよ(森博嗣)

自殺は珍しいことじゃない、のクダリが良い。新シリーズなのに新キャラ存在感薄い。国枝先生が丸くなってきて少し残念。

探偵ガリレオ(東野圭吾)

ドラマ化してたらしい。でんじろう系とでもいうべきか。エンターテイメント精神旺盛な理系像。物理の知識が豊富なことがかっこいい物理学者なんだ、という印象を受けた。知識なんざ調べれば誰でも得られるわけで、何かを知っているということは今の社会では…

緋色の囁き(綾辻行人)

冗長な感じ。割と誰が犯人でも成立しそうな話。

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)

リピートに続いて2冊目。よく出来てる。拙い感じの一人称がとにかくいやらしい(ミステリー的な意味で)。帯の煽り通り2度目を読まざるを得ない。良い意味で負けた気分。

王妃の離婚(佐藤賢一)

主人公がかっこいい。正義とは、かっこよさとは何かというのが明確で、安心感がある。

どんどん橋、落ちた(綾辻行人)

感想にどんなことを書いてもネタバレになりそう、ってことすらネタバレになりそう。最後の話のオチが分からない。悔しい。

奔馬(三島由紀夫)

段々慣れてきた。分かったつもりになるのは簡単だけど、理解するのが難しい。主人公の行動の予想はホイホイ当たるのだけど、原理が分からない。悔しい感じを残しつつ第三部へGO。

死神の精度(伊坂幸太郎)

良かった。最後のが特に良い。死神のイメージって割と固定化されてるのかもしれない。