考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

暗黒童話(乙一)

綺麗なグロさ。レーシック後にはちょときつい。一人称で入れ替わりの描写はお互いの見え方がトリックになっている可能性をついつい考えてしまう。

クライマーズ・ハイ(横山秀夫)

あんまり山関係無かった。日航事故の話。実際新聞社ってこんな職場なのかわからないけど、とっても効率が悪い。派閥争いもそうだし、感情的な罵りあいとか、暗黙の了解がルールより強いとか無駄が多すぎる。「率先してルールを破って結果オーライだからかっ…

扉は閉ざされたまま(石持浅海)

ぐだぐだ議論するのがこの人のスタイルっぽい。なんかもう一声欲しくなってしまってツイツイ次を買ってしまう。

淋しい狩人(宮部みゆき)

可愛い男の子と渋いオヤジ大好きですー。こういうのホント上手。

アイルランドの薔薇(石持浅海)

こっちのほうが好み。犯人は分からなかったけど色々推理あたった。2冊読んでなんとなく作風を理解したつもりでいる。

月の扉(石持浅海)

さっくり読み終わってしまった。ミステリなんだけどフットワークが軽いというかなんとも新感覚。ファンタジー警報の割には最後もあっさり。

栄光一途(雫井脩介)

落ちがカオス。「主人公が敵のアジトにこっそり忍び込む」は典型的な生存フラグ。その後「敵に見つかる」「追い詰められる」「大逆転」と続く。ちなみに「非主人公が敵のアジトにこっそり忍び込む」は典型的な死亡フラグ。「敵に見つかる」までは同じだけど…

探偵伯爵と僕(森博嗣)

毛が生えているかどうか、の行は良い感じ。子供に読ませる感じの話作りだけど随所にらしさがあってクスっとしてしまう。最後の落ちはちょっと必要性が分からない。

Jの神話(乾くるみ)

最初は「緋色の囁き」のような展開だったけど、途中からどんどんねじれて最後の締めはホラーっぽい感じ。ミステリーにしては推理のテンポが早くて途中からファンタジー警報鳴りまくりだった。最後のギャップがすごいエロい。すごいかっこよいのとかっこ悪い…

火の粉(雫井脩介)

白夜行みたいな話。すごい良い人が実は(精神病みたいな言い訳無しで)素で悪人。その悪人が綺麗な女性だった白夜行と違ってキモイおっさんなので魅力は今ひとつ。ゾクゾクしない。

クビキリサイクル(西尾維新)

この人のは初めて読んだ。表紙とか挿絵と内容のギャップがすごい。色々不自然だったところが最後にきっちり回収されてすっきりできた。天才を書く難しさ、みたいなのは感じた。しかも複数を書き分けるとか。シリーズモノらしいのでとりあえず次読みたい。何…

メディア買収の野望(ジェフリーアーチャー)

これまた実在の人をモデルにしたお話。面白い。買収した会社の役員を次々クビにしていく様はなかなか爽快だった。やっぱりお金は大事。借金怖い。女怖い。の三点セット。訳が上手というか典型的翻訳調なのだけど慣れてきたせいかすらすら読めて気分良い。

秋好英明事件(島田荘司)

嫌われ松子みたいな話だけど、ホントの話。「貧すれば鈍する」とか「衣食足りて礼節を知る」ってのは真だ。お金は大事。借金怖い。女怖い。文庫の形で無いほうが布教効果はありそう。姉妹間のイジメがイギリスの物語のように酷くてなんとも。良心が育まれる…

深い河(遠藤周作)

これでおしまい?という感じ。よく分からない。面白いとか面白く無いとかそういうのじゃない。輪廻とは魅力的で甘えたくなる考え方だ。死という逃れようの無い現実に対してなかなか良い回答だ。天国に行くとか風になるよりは救われる感じがする。僕はそこに…

容疑者Xの献身(東野圭吾)

コロンボ系をやってみたけど探偵側の嫌らしさが足りなくて今ひとつ、な感じ。別にガリレオじゃなくても務まるような。最後は余韻というか、解釈を任される感じが良い。救われないけど救われたと思う。

四日間の奇跡(四日間の奇蹟)

ミステリーって銘打ってあることを知らずに読んで良かった感じ。ファンタジー警報を鳴らせ。「題名に神とか奇跡とか使う」=「非ファンタジー」みたいな先入観があるのは良く無いなと。ピアノはずるい。本当にずるい。

天使に見捨てられた夜(桐野夏生)

なかなか良かった。戦いながら成長していく感じ。若干グロいけどそれも持ち味と思う。

魔王(伊坂幸太郎)

「せせらぎ」は使おうと思った。「消灯ですよー」も使いたい。なんか不完全燃焼な話。と思ってたら続きが出るらしい。日常に特殊能力を持ち込む物語の手法ってアリガチなだけに上手く纏めるのは力量が必要と思うのだけど、この人は本当に上手。能力は強すぎ…

イン ザ・ミソスープ(村上龍)

序盤のワクワクを返して欲しい。このまえの草原の椅子と同じ感じ。自動販売機が多いのは比較的治安が良いからと思ってる。目的も無く単に刺激を求めて働くことと、本国に仕送りするために働くことに、それ程大きな違いは無い。後者のほうがこれまでの価値観…

ZOO(乙一)

グリム童話っぽいなというのが第一印象。凄惨な話とほのぼの系の両方が持ち味かもしれない。ありえなさで逆に安心して読める感じ。

草原の椅子(宮本輝)

大勢批判ばっかり。上手くいかない理由を抽象的な上部に求めるのは、安全(個人を傷つけず)確実(もっともらしく)の上にちょっと威厳も加わって、選択肢としては魅力的。批判は対案(代案)あってのものでしょう。あとがきにもあったけど、日本に対する怒りとか…

砂漠(伊坂幸太郎)

良い感じ。大学生活って独特のまったり感があると思うのだけど、上手く表現されている。伏線の張り方がさわやか(上手とはちょっと違う気がする)で読んでいて気持ちが良いのは相変わらず。一方的な勧善懲悪なのもいつもどおり。ちゃんと面白い。

匣の中(乾くるみ)

何を書いてもネタバレになる感じ。薀蓄すごい。ちょっと今まで読んだ作品と毛色が違うけど、ちゃんと面白い。

黒祠の島(小野不由美)

良かった。綺麗に連鎖していく。綾辻行人と夫婦であったことが一番の驚き。

つきのふね(森絵都)

うーん。今ひとつ。

西の魔女が死んだ(梨木香歩)

泣ける!って本ほど泣けない。元気は出る。

τになるまで待って(森博嗣)

猛烈にVシリーズを読み返したい。あれはあれに違いない。間違いない。

天人五衰(三島由紀夫)

最後までやっと読み終えた。難解だ。力を入れるシーンからして私の感覚とはまるで合わない。どうしてそんなに細かいの、或いは、あっさりしてるのという疑問が次々と。機会を見て最初から読み直そう。どうも上手く解釈できない。

武将列伝 戦国終末編(海音寺潮五郎)

素晴らしい一冊。私のようなニワカ戦国ファンが大好きな武将が目白押し。

スカイ・クロラ(森博嗣)

あーなるほど。次はどれにしようかと。