通販で取り寄せ。新潮のは絶版で、SB文庫のは本屋で見つけられなかった。翻訳されたものとは思えない読みやすさ。物語全体が対象性を持った大聖堂のような構成で、後半は前半との対比を意識しながらぐいぐい読めた。異母兄弟の確執は、私は「そこまでやらんでも」、若しくは「そこまでやるなら納得できる理由が欲しい」と感じる。ハリーポッターの義理の両親もそうだが、理不尽な仕打ちが、物語とさして関係ない部分で強調され続けるのはイギリス文化なのか。歴史的背景を仕入れてから再読したい。ボードゲームもやりたい。イギリスの大聖堂を見に行きたい。