考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

白夜行(東野圭吾)

これまでのMyBestof東野圭吾は「秘密」だったのだけど、匹敵するくらい良かった。いつも読むときは宮部みゆきと比較してしまうのだけど、「火車」に雰囲気が似ていると思った。「火車」はMyBestof宮部みゆきなので、気に入ったのもさもありなん。ラストがどちらも印象的で、余韻を味わえるってのが大きい。あと長い物語のほうが燃えるというのもあるかもしれない。短いながらも歴史物語の要素も入っていて満足度高い。貸してくれた友人に感謝。


本は素晴らしい。けど最近の不満は、終わりが近づくのがわかってしまうこと。読んでいる箇所から裏表紙までの厚みで察知できてしまう。展開が予想できるわけではないけど方向性が絞られてしまうのがなんとも。例えるならばWC3のReplayを見ていて、時間ゲージが邪魔だなぁと思うのに似ている。これを解決する方法としては、ゲームブックみたいにあちこちページジャンプさせて終了タイミングを察知させないとか、電子化して次のページと前のページのみのジャンプしか許さないとか考えられるけど、需要もないだろうし、面倒なうえに、かなりどうでもいいことなのでこの先も本はこのままだろうと予想される。