近況報告

技術研修も二週間が過ぎた。
はじめにデジタル回路をやって、今はアセンブラをやっている。
知らない内容も多いけど、時間内に理解できるし、問題も解ける。
いい感じだ。

研修を受けていて強く感じるのは、大学の最後の一年間に
研究室で学んだことがとても役に立つということ。
やはりSICPはGODだ。アセンブラはさわり程度しか経験していないのに
狙いや、構造がすいすい頭に入っていく。
これを快感と言わずしてなんといおう。

毎日楽しい研修だったのだけど、今日だけは非常に不快だった。
昨日の内容と同じ範囲を、講義についてきていない人が多いという理由で
もう一度一日かけて解説したことだ。
個人差があるのは分かるし、ついてこれない人が努力していないというわけでもない。
研修を請け負ったからには、講師はしっかり身につけて欲しいだろうし
基本をしっかりやることはとても重要だ。

それでも、私は納得いかなかった。
ついてこれない人のために終了後補講をやるのは分かる。
しかし、通常の時間を能力の低い側のために裂くのはいかがかと。
時間内に理解し、問題に取り組んでも、全く報われない。
私は早く理解してしまったがために、技術的には無駄な一日を過ごした。
さりとて、講師の立場も分かるし、ついてこれない人たちも一所懸命やっている。
誰も責められない。やり場のない怒りは文章にしてしまうしかない。
来週はこういう展開になりませんように。