文庫になったと聞いて。後半くどいけど内容は満足。地理的地質的特性が原因で文明の特色が決まるってヘーゲルも書いてた気がする。日本に関してかなり適当なこと言ってるので他も案外当てにならない可能性もあるけど、そういうの差っぴいても面白い。この本が書かれた頃に比べたら今の中国とか日本の立場は随分違うのでまた違った理屈が出てくるのだと思う。ただユーラシア大陸文明のアドバンテージはもっと長いスパンでないと失われないぽいのでアボリジニとかコイサン族の天下はあったとしても100年とか1000年先の未来になりそう。最近読んだノンフィクションは満足度高い気がする。読むのに時間かかるけど。