考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

種の起原(チャールズ・ダーウィン)

ずっと読みたいと思ってた。面白かった。文章がちょっと古臭いのは訳者のせい。文章がくどいのは著者のせい。この本が出た頃は大陸移動説も無くて遺伝子学も全く発展していない状況なので、そのハンデを考えるとダーウィンのすごさがより強調される。本の中のテーマで現在の結論が分からないものは調べたりした。特に不妊カーストの自然選択と近親婚による生殖能力の弱体化について。それぞれ現在では、血縁選択説+半倍数性と劣勢遺伝子の顕在化という形で説明が付くみたい。インターネット万歳。現在の理論と比較しながら科学の古典を読むのはとても良い刺激になるし普通の物語とは違った興奮がある。