考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

今読んでる本で、登場人物が自動販売機に「故障中」と張り紙があるのをみて、「故障」だけで意味が通じる、と主張するシーンがあったのだけど、この表現は物理学者をステレオタイプ化する技法だとしてもどうかと思う。「故障中」の「中」が加わることによって、過去の実績(前は動いてた)と未来への期待(将来直るかも)を同時に表すことができる。利用者に自動販売機が故障しているという事実を伝えることのみが目的ならば、確かに「故障」のほうが優れている(文字数が少ない)。しかし自動販売機の存在意義はモノを売ることである。将来の売り上げUPに繋がる書き方はどちらかといえば、実績と期待を内包する「故障中」のほうであることは明らかである。


「{ゲーム名}休止中」と「{ゲーム名}休止」の違いと同じ。前者のほうが構ってオーラが濃いのは過去と未来についてのアピールが含まれているため。「CGI作成中」もそう。