考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

[本]オリフィス(保科昌彦)
ホラー好きな友人から借りた小説第二段。
といってもホラーというよりは、オカルト風ミステリーって感じ。
登場人物のキャラクター分けが表面だけで、心情を語るときが似たり寄ったり。
どのキャラも、心情のシミュレーション→そんなことは通用しない→だから秘密にしとく。
のような傾向が多くて、イライラさせられた。
私は普通の物語だと、ハッピーエンドを好むのだけど、この物語の場合は主人公が
ダメダメで、バッドエンド希望しちゃうくらいだ。総じていまいちな印象。


ファンタジーやオカルトも良いが、そういう非日常的なことを盛り込むからには
それなりの世界観というか、体系がしっかりしていて欲しいと感じる。
幽霊や、魔法のアイテムなんかは、確かに手法としては便利だけど
軽々しく乱発されると、展開に一貫性がなくなって、全体として物語の説得力が希薄になる。


感想が辛くなってしまったけど、それは私がこのジャンルに余り慣れてない部分が
大きいのだろう。もうちょっと色々読めば、また印象も変わるかもしれない。