考えを文章で伝える練習帳

考えを文章で伝える練習帳。文章を書く習慣を付けたいです。

スカイイクリプス(森博嗣)

シリーズ全部読み直さないと。なんか頭の中が?でいっぱいになってしまった。読み直しても多分すっきりできない。理屈を抜きにすれば、乾いた雰囲気がとても好きだ。

東京アンダーグラウンド(ロバート・ホワイティング)

菊とバット読んでみたくなった。外人という言葉は印象悪い。外国人と外人のニュアンスの違いは説明できるけど共有できる気がしない。蔑称を使うことそのものがとても子供っぽくてかっこ悪いことのように感じられる。つまり例えばアメリカ人を批判したいのな…

少年少女飛行倶楽部(加納朋子)

私の今の上司は作者の弟さん。その繋がりでハードカバ借りた。さわやか。ニヤニヤできる。銀魂の評価高い。私が空を飛ぶならグライダがいい。とても値が張る&訓練大変そうだけど。ハンググライダはもうちょっと安くて操作も比較的簡単らしい。地面に潜りた…

ぼくのメジャースプーン(辻村深月)

素直な感じが良い。共感できる。苦悩する秀才がこの人の得意分野。自分勝手や自己中心で何が悪いって開き直りを認めつつ、それはかっこ悪いことという基本姿勢も持っていて、そういうので悩むのは決して無駄ではない。動物が好き嫌いではなくて動物好きとか…

氷川清話(勝海舟)

とても昔の人が書いたとは思えない読みやすさ。若者批判とか政治家批判とかは現代とまったく同じこと言ってて面白い。曰く最近の若者は覇気が無いとか、政治家は権力欲ばかりで国家のことを考えていないとか。明るく前向きで勉強熱心な印象を持った。福沢諭…

ジャガーになった男(佐藤賢一)

不器用な男シリーズ。ていうかこの人はいつもこんな感じ。コルテスとかピサロは今でもスペインで英雄なんだろうか。

異戦国志(仲路さとる)

戦国時代IFモノ。出来としてはかなり荒い。地の文はノリが軽いのは作風としてもリズムが悪い上にワンパターン。台詞にいたっては戦国時代っぽさを出そうとしているのかどうか不明だけど、かなりいい加減な印象。明治以降成立の熟語をガンガン使われて困る。…

将棋の本を買った。先崎先生の四間飛車本。私が真剣に将棋を始めるにあたって、まず悩んだのは居飛車か振飛車かというところ。居飛車は振飛車に比べて難しそう(覚えることが多い、先に攻めなきゃいけない等々)と思ったのでとりあえず四間でデビューしようか…

AV女優2(永沢光雄)

100円@Bookoff。文庫サイズなAV女優のインタビュー集。いろんな境遇の人がいるけど傾向としては、家庭や学校で暴力を振るわれてる人が多いなと。私の両親は記憶している限り一度も子供を殴ったことは無いのだけど、それってとても珍しいことなのかもしれな…

東京駅之介(火田良子)

百人一首は結構覚えてるもの。松子とか秋好事件のような不幸っぷり。子供が大人の感情を読み取ってささやかで健気な気遣いを見せるというツボは強力。大人は子供がまさかそこまで読まれているとも思わないし、子供のほうも気遣いがバレないように頑張る。こ…

さいはての二人(鷺沢萌)

短編集。オカルトは有効利用しましょう。何かに詰まったりしたときに元気になる要素は大切。

きらきらひかる(江國香織)

やっかいな女性の典型を見せ付けられた感じ。でも案外本質を突いているような気がする。優しいは正義なのにそれでもまだ足りない。

宣戦布告(麻生幾)

福井晴敏をもう少し軍隊からマスコミ寄りにしたような感じ。組織構成が良く分からない&登場人物多すぎ。まぁ人はおまけみたいなもんで、パニック状態を表現したいのだろうけど。ハニートラップ恐るべし。実名使いまくりなのは抗議とかこなかったんだろうか…

サイコロジカル(西尾維新)

まぁまぁ。ジョジョネタ多かった。ということは私の知らないオマージュもまだまだ沢山あるんだろうなと。本の残りページで展開が読めてしまう悲しさは以前私も日記に書いたような気がする。アナログの良さであり悪さでもある。えー続きは大分先になりそう。

レタス・フライ(森博嗣)

刀のつPQRだけでも読んだ甲斐アリ。懐かしい友人に再会したような錯覚。普通短編集といったら知らない人が導入として読むものと思っていたけどこれはまったく逆。それにしても回収の仕方が良い意味でいやらしい。結局その探偵は誰なのかと。もうそんなに候補…

三国志(北方謙三)

全13巻だけどさっくりと読み終わった。最後も含め全体的にあっさり。登場人物は皆とてもよく悩む。とても人間らしい。ハニートラップ多すぎ。あとゲーム張りに訓練しまくり。こんなに訓練ばっかりやってる歴史モノも珍しい。個人的なお気に入りは、やたら賢…

市場原理主義が世界を滅ぼす!(高杉良)

キヨスク買い。友達も言ってたよ〜って自分の説を固める手法はとてもかっこ悪い。竹中平蔵はとても秀吉っぽい。口が達者で機動力と手数で押す。当然こういったキャラは古き良き時代を大切にしている人からは反感を買う。経済に正解なんて無いんだから好きに…

クビツリハイスクール(西尾維新)

今んとこ、クビキリ > クビシメ > クビツリ。強い子が普通に強い話は面白くない。

クビシメロマンチスト(西尾維新)

主人公が良い感じにうざい。これくらいうざくないと可愛らしい挿絵付きラノベの主人公は務まらないぜ。よく知らんけど。一人称で嘘付かれても許せてしまう。最初からキャラクターを信じる気にならないから。最初のやつに比べると少し落ちるけど十分面白い。…

大地の子(山崎豊子)

まじごっど。中国の描かれ方がすごい。戦争って人が死ぬっていうのも悲惨だけど、もっと悲惨なのは土地を奪うってとこ。仮に人が死なず土地が減らない戦争があれば、それはもうスポーツと呼んでも良いとおもう。逆に土地ってのは人にとってまだまだ大事なモ…

歴史の世界から(司馬遼太郎)

蝶の訓読みはどこですか?エッセイ集のような感じ。癒される。

邪馬台国はどこですか?(鯨統一郎)

本当に釣りが上手い。全般的に現代の価値観にのっとった説得が多い。読者を説得したいのだと思う。或いは催眠術にかけたいのだと思う。信長や聖徳太子の評価は難しいけれど、漠然としたイメージからあれこれ想像できる素材というだけで歴史上の偉人に相応し…

コンピュータ新人類の研究(野田正彰)

インターネット前夜の分析モノ。とても興味深い内容が沢山。1986年当時における未来予測はどれも素晴らしい洞察。

凍りのくじら(辻村深月)

本筋から少し離れたところでのトリックがこの人の持ち味でしょう。本筋にはあまり謎は無いのだけど。同じ世代というのを強く感じる。登場人物の言葉使いや価値観がすっきり入ってきて読みやすい。何をカッコいいと思って何をカッコ悪いと思うか。カッコいい…

子どもたちは夜と遊ぶ(辻村深月)

本筋から少し離れたところでのトリックがこの人の持ち味でしょう。というわけで本筋は予想通り。

マネーハッキング(幸田真音)

インターネットの色々な可能性を予感させる感じ。先見の明とはちょっと違うけどこういうのって今読むと違った味わいがある。高杉良も幸田真音も美味しんぼっぽい台詞回しはなんなんだろう。弘兼憲史っぽいというか。こんな台詞ありえないけど読むと落ち着く…

あふれた愛(天童荒太)

直木賞おめでとう。好きな作家が受賞するのは嬉しいものだ。理不尽の中に暖かさ。

水の迷宮(石持浅海)

水族館の話。もう驚かないぞ。つまりグダグダトークの後に軽めの動機で犯人どーんだ。私にとっての水族館はもう今は無いけども、上野動物園にあったやつ。家族といったり学校行事でいったりした。そんときはいつも時間たっぷりかけて見れなくて、いつか大人…

冷たい校舎の時は止まる(辻村深月)

面白かった。レベルEの野球の話を思い出した。秀才の描き分け。

タイムスリップ明治維新(鯨統一郎)

涙研究所の人。釣りが上手い。明治維新の黒幕は意外性が全く無くて残念。竜馬が行くは名作です。